韓国語で、”ここではきものをぬいでください”的な分かち書きの重要性を説明する言葉

日本語で、文章の区切り場所を間違えると意味が変わってしまうことを説明するのに、宮沢賢治の「注文の多い料理店」に出てくる一節”ここではきものをぬいでください”を使うことがよくあります。

ここではきものをぬいでください
↓
ここでは きものを ぬいでください  : ここでは着物を脱いでください
ここで はきものを ぬいでください  : ここで履物を脱いでください

韓国語で、分かち書きの重要性を説明する例文

韓国語では分かち書きをするので、このような誤りは発生しないのですが、子供に対して分かち書きの重要性を説明するため、よく使われる例文があります。

それは、”아버지가방에들어가신다”です。

“아버지가방에들어가신다”は、区切る位置を変えることで2つの意味にとることができます。

아버지가방에들어가신다
↓
아버지가 방에 들어가신다 : お父さんが、部屋へ入った
아버지 가방에 들어가신다 : お父さん、カバンへ入った

“お父さんがカバンの中に入ってしまうと大変なことになるので、分かち書きしましょう。”と印象付けながら、子供に分かち書きの重要性を教えるわけです。

分かち書きに関する他の例文たち

他にも、分かち書きの位置で、大きく意味が変わってしまう事の例には以下のものがあります。

서울시 체육회  (O) -> ソウル市 体育会
서울 시체 육회 (X) -> ソウル 死体 ユッケ
서울시 장애인 복지회 (O) -> ソウル市 障碍者 福祉会
서울시장 애인 복지회 (X) -> ソウル市場 恋人 福祉会

以下の文章は、両方意味が通りますが、区切り位置で大きく意味が変わってしまいます。

너도 박사냐? -> お前も,博士か?
너 도박사냐? -> お前,賭博師か?

このように、韓国語も日本語と同じく、分かち書きの位置を書き間違えてしまうだけで大きく意味が変わってしまうことがあるため、分かち書きのルールは正しく理解しておきましょう。

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