[Topik試験]受験番号が偶数と奇数で解答用紙が異なる理由は?

韓国語能力検定試験であるTopikですが、2017年の試験より、問題用紙が2種類に分かれています。
どちらの問題を受け取るかは、受験番号が奇数(홀수)か偶数(짝수)かで決まります。

受験票に同封されている、注意書きでも下記の通り明記されています。



“受験番号で問題が変わる”と聞くと、どの程度違うのか気になるかと思いますが、問題自体は同じだそうです。Topikは回答が選択式ですが、選択肢の順番が変わっているだけです。なぜ、回答の順番を変えるかというとカンニング防止がメインです。

大学の入学試験でおきた珍事件

ちなみに韓国では、大学の入学試験である、大学修学能力試験(대학수학능력시험)でも同様の仕組みで、奇数(홀수)か偶数(짝수)によって問題用紙が異なっています。韓国の大学入試と言えば、入試日は学生に配慮して企業の出勤時間が遅れたり、リスニング試験に支障が起きないよう飛行機の制限まで行われる、韓国で最も重要な試験といわれていますが、このルールが原因で、2016年11月に行われた入学試験の国語にて変わった事件が発生したそうです。


“4444544”シャーシャーシャー サナでもなく…修学能力試験の国語,正解で議論
“4444544” 샤샤샤 사나도 아니고 …수능 국어 정답논란


何が起きたかというと、国語の試験において偶数側の回答のうち最初の7問が[4-4-4-4-5-4-4]となり、7問中6問に④が続いたためです。ちなみに奇数側はの最初の7問は[2-4-4-4-5-4-2]だったそうです。

この時の回答用紙は下記の通りで、確かに最初に4番が続いています。

これによって、「偶数側の問題用紙を受け取った側は、同じ番号が続いたことから不安になり、再度確認しなおすための時間が無駄に消費することになるいう指摘が行われました。単なる言いがかりな気もしますが、たしかに同じ回答が続くとチョット不安になる気持ちは共感できます。

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