韓国語で꽃길(花の道)は、どんなニュアンスなの?

韓国語で꽃길만 걷자という表現を使うことがあります。直訳すると”花の道だけ歩こう”となるのですが、この表現にはどのようなニュアンスが含まれているのでしょうか?

꽃길は単に”花が咲いている道”という意味ではなく”良いこと”を表す比喩表現として使っています。また꽃길만 걷자は、こちらも”良いことだけが起きることを望む”という意味を表す比喩的な表現です。

また、花の道を歩こう(꽃길을 걷자)ではなく、花の道だけ歩こう(꽃길만 걷자)と表現するのは、(辛い、いばらの道を歩かずに)花の道だけ歩こうというニュアンスからの、だけ(만)から来ています。

ですので、これまでは辛いことがあったけど、これからは良いことだけ起きるとよいですね。といった意味合いでもよく使われます。

꽃길の流行は、いつ頃から始まった?

꽃길という表現自体は2000年より前からも使われてはいましたが、2016年に韓国で放送されたプロデュース101という番組に出演していた、セジョン(세정)が自分の母親に対して、”꽃길만 걷게 해 드릴게요”とメッセージを送っていて、これが最近の流行の始まりと言われています。(下記の動画の0:45あたりで語っています)

その後、このセジョンはこの年の11月に、まさに花の道(꽃길)というタイトルの曲も出しています。

また、韓国のアイドルグループである宇宙少女(우주소녀)がその後、以下のような歌詞で始まる曲I Wish(너에게 닿기를)という曲も出しています。

Just tell me why         Just tell me why
꽃길만 걷고 싶은 그대와    花の道だけを歩きたいあなたと
Tell me why              Tell me why
사랑만 받고 싶은 소녀가    愛だけを受け取りたい少女が
Tell me why              Tell me why
소년, 소녀 꽃길을 걷다     少年、少女 花の道を歩いていたら
마주친 destiny            出逢った destiny

ですので、꽃길만 걷자は2016年の頭ごろから特に流行り出した言い回しのようです。

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