[韓国語]クロダボニカ(그러다보니까)はどんな意味?(そうしてみると、そうしたら)
韓国のテレビ番組やラジオで話している内容を聞いていると、文章の頭に”クロダボニカ”と言っているの場面が良くあります。
“クロダボニカ”は、ハングルで書くと그러다보니까
になりますのですが、日本語でどのような意味になるのでしょうか?
“그러다보니까”は、”そうしてみたら”という意味
“그러다보니까”は、日本語だと”そうしてみたら、そうしたら”という意味で、前に来た文章の内容が原因となって次に来る結果を説明する時に使います。
“그러다보니까”の意味を分解して考える
“그러다보니까”が、どうして”そうしてみるら、そうしたら”になるかを、分解して考えてみます。
まず、”그러다보니까”は、”그러다”と”보니까”に分けて考えられます。
그러다の意味
“그러다”は、”그렇게 하다”(クロッケハダ)を省略した表現です。話し言葉だと”クロッケハダ”は長いので、短く”クロダ”に縮約して話しているのです。
“그렇게 하다”の”그렇게”は그렇다(クロッタ)がもとで、意味は”そうだ”です。これに形容詞化する”-게”が付き”그렇게=そうやって”という意味になります。
“하다”は日本語で”する”という意味なので、”그렇게 하다”は日本語だと”そうやってする”という意味になります。
なので、”그렇게 하다”を縮約した”그러다”は、”そうやってする”という意味です。
보니까の意味
보니까の方は、”-보다”と”-니까”に分けて考えることができます。
“보다”は韓国語の初級で”見る”(look)という意味だと学びますが、ここでの”보다”はlookの意味では無くて、同市の末尾に付く表現(終結語尾)です。
動詞の語尾につく”-보다”は、日本語の”試しに-してみる”(try to)の意味です。例えば”먹어 보다”というのは、”食べているさまを見る”(looking for eating)ではなくて、”(試しに)食べてみる”(try to eat)という意味になります。
“-니까”は、理由を表す表現で、日本語だと”~してみたら”という意味です。前に来る文章を理由として、後続に来る文章が結果として発生したことを表現する時に使う表現です。
“그러다보니까”の組み立て
今まで説明した内容を要約すると、以下のようになります。
그렇다: そうだ
그렇게: そうやって
하다: する
그렇게 하다: そうやってする
그러다: そうやってする(그렇게 하다を略した表現)
-보다: 動詞の後についいて"~してみる"を表す表現(例:가보다 -> 行ってみる)
그러다보다: そうやってしてみる、そのように行ってみる
-니까: 理由を表す連結語尾
그러다보니까: そうやってしてみたら、そうしてみたら、そうしたら
クロダボニ(그러다보니)の意味はなに?
テレビを見ていると、クロダボニカ(그러다보니까)ではなく、クロダボニ(그러다보니)と話しているのを聞くことも良くあります。
これは、”그러다보니까”と同じ意味です。
理由を表す-니까
は、까を省略して-니
と話す場合もあるので、単に末尾を略しているだけです。-니까
と-니
は意味に違いは無いため、クロダボニカ(그러다보니까)とクロダボニ(그러다보니)も同じ意味です。