TOPIKの勉強、問題集の難易度はどの程度がよい?

韓国語の勉強をする目的は人それぞれですが、その中でTOPIKやハングル能力検定試験など、資格取得を目指して勉強する人も多いかと思います。テキストとは別に問題集を買うと、自分の実力を客観的に確認できるので良いです。この際大事になってくるのは問題集の選び方です。

問題集の難易度は、現状の実力で6~7割程度解ける問題を選ぶのが良いです。

なぜ、7割解ける問題集を選ぶべき?

テキストによる文法や表現の学習は、スクールなどで先生に教わることもできますが、問題集での学習は通常一人での孤独な中で行うことが圧倒的に多くなります。この際、難しすぎる問題集を選ぶと、できない問題が多い -> モチベーションが下がる -> やる気が失せるという、悪循環が発生してしまいます。一人で行う作業で最も大事なことは、継続する事と、そのためのモチベーションをどうやって保つかにも拘わらず、これでは逆効果です。

この中で、”やる気が失せる”教材を選んでいると、短期的には勉強になるかもしれませんが、最も大事な継続させることが難しくなるため、長い目で見て実力を伸ばしていけないリスクがあります。

また、現在の実力で解ける7割の問題にも意味はあります。
人は、学んだことを学習直後は覚えているものですが、使わない知識は、時間がたつにつれて忘れて行ってしまうものです。年齢によって忘れやすさが増したりするしますが、たとえ若くても、時間がたつにつれて忘れるという事実は変わりありません。

ここで大事なのが復習、反復練習による思い出しです。

出来る7割の問題は、この復習について効果があるため、一見すると無駄に見える行為でも現状の実力をキープするという大事な役割を持っているのです。

やり切った問題集が続ける励みになる

やってしまいがちなミスは、難しめの本を買ったが3日坊主になってしまい、また新しい本を買う、結果として問題集のコレクター状態になってしまう事です。大事なのは、問題集は買っても実力にはならず、使って初めて役に立つという事です。最後までやり切った問題集が本棚に増えていくと、これだけでも、がんばったなーという達成感・自己肯定感になり、続けるための励みになります。

一方で出来る問題が9割以上の、もっと簡単な問題集を選べばよいのでは?という考え方もありますが、これは”簡単すぎてつまらない”、”単純作業”っぽく感じるという、デメリットがあるのでお勧めしないです。

試験を目標に置いている人は特に、上のステップにいきたいので難しい問題集を選んでしまいがちですが、思っているより少し易しめなテキストの方が適切な理由でした。

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