韓国語で”수놓다”はどんな意味?(刺繍から派生した比喩表現)
韓国語の詩や小説、歌の歌詞などを見ると、”수놓다”という表現が出てくることがあります。
辞書でこの単語の意味を引くと、刺繍する
や、縫い取る
という意味が出てくるのですが、歌の歌詞の場合、どの意味で考えても違和感が出てくる場合があります。
수놓다
は文字通り刺繍をするという意味以外に、”刺繍で飾った布のようにきれいな様”という美しさを比喩的に表現したいときにも使います。
例えば以下のような使い方です。こちらは、日常会話の中ではあまり使われない表現で、ちょっと詩的な感じがあります。
夜空を飾るキレイな星たち
밤하늘을 수놓은 예쁜 별들
もちろん、文字通り刺繍するという意味で使う場合もあります。下記の例文は文字通りの意味で使っているパターンです。
上着に名前を入れる(刺繍する)
상의에 이름을 수 놓다
수놓다
ではなく수를 놓다
と書くと刺繍をする以外に、日本語での「(将棋などで)手を打つ」や、「数を数える(計算する)」という意味の可能性があります。これは、漢字の「手」も「数」もハングル表記すると「수」になるので、同じ表記で2つの意味が発生しています。
数を数える
수를 놓다
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