[文法] -는/은/을 줄 알다/모르다:~だと思った、~だと思わなかった
文型
-는/은/을 줄 알다/모르다
意味
~だと思った
~だと思わなかった
~できる
~できない
説明(事実を知っていた/しらなかったの場合)
この文型は、文脈によって意味が変わります。
1つ目の意味は、日本語の”~だと思った、~だと思わなかった”です。
これは、話し手がそうだと思っていた(思わなかった)という意味で、その事実を知っていた(知らなかった)という意味です。
未来形の場合は、”~すると思った”という意味になるので、実際にその行為は行われていないことに注意が必要です。例えば、「내일 여행을 갈 줄 알아요.」は、「明日旅行に行くと思ってました。」という意味になるので、実際はまだ行っていないです。
また未来形の場合、”すると思った”には、日本語と同じで、意外だったという意味と、予想通りだったという意味の両方があります。どちらのパターンで使っているかは、文脈で判断するしかありません。
우승 할 줄 알았어요. 優勝するだろうと思ってました。 →とても強くて優勝すると思ってたのに、まさか優勝できなかったなんて...(意外) →うちのチームなら、優勝できると思ってましたよ。(予想どおり)
例えば、”제가 말할 줄 알았어요?”は、”알았어요”にアクセントを置いて話すと、”私が話すって知っていたの?”(なんで秘密をばらしたってばれたの?)という意味になります。一方、”말할 줄”にアクセントを置いて話すと、”私が話すと思ったの?”(私が秘密をばらすだなんて思ってたの?)という意味合いになります。
例文(事実を知っていた/しらなかったの場合)
예쁜 줄 알다 忙しかったと思ってました。
비가 올 줄 알았어요. 雨が降ると思ってました。
우승 할 줄 알았어요. 優勝するだろうと思ってました。
이렇게 비싼 줄 몰랐어요 こんなに高いとは思わなかったです。
説明(能力の場合)
2つめの意味は、能力を表します。この場合の文型は、”을 줄 알다/모르다”となり”는/은 줄 알다/모르다”は使用しません。
例えば、「자동차를 탈 줄 알아요.」だと、自転車に乗れますという意味で、話し手がその行為を行えることを意味します。逆に、「자동차를 탈 줄 몰라요.」は、自転車に乗れませんとなり、能力がないことを意味します。
“줄”は、依存名詞と呼ばれており、単独では使えず、前に続く動詞とくっついて初めて意味を成します。
一方で”을 수 있다”は、can/be able toの意味で単に”できます”という、能力以外の予定が空いているかなどの意味も含む、広い意味での”できる”です。
일본까지 갈 줄 알아요? 日本まで行けますか?(どの飛行機に乗ればたどり着けるなど,行く方法が分かりますか?) 일본까지 갈 수 있어요? 日本まで行けますか?(予定が空いてますか?)
この2つの違いは、下記の例文を見ると分かりやすいです。
운전을 할 줄 알아지만 지금 운전면허가 없어서 운전할 수 없어요. 運転できるんですが、いま運転免許証がなくて運転できません。
例文(能力の場合)
자동차를 탈 줄 알아요. 自転車に乗れます(免許を持っているなど、乗る能力があるという意味)
자동차를 탈 줄 몰라요. 自転車に乗れません
아무 것도 할 줄 몰라서 도움이 되지 못했어요. 何もできなかったので、助けになることができなかったです。
어쩔 줄 몰라서 그냥 바라 보기만 했는데요. どうすればよいか分からなかったので、ただ眺めていただけだったんです