韓国語で、リサイクル/エコ活動を表す言葉は? [アナバダ運動:아나바다 운동]

韓国では、日本のリサイクル活動や3Rエコ活動(Reduce,Reuse,Recycle)に相当するものとしてアナバダ運動(아나바다 운동)というものがあります。この아나바다は、下記の単語の頭文字です。

'아': 아껴쓰고(大切に使って)
'나': 나눠쓰고(分け合って使って)
'바': 바꿔쓰고(交換し合って使って)
'다': 다시쓰자(もう一度使おう)

それぞれの単語の原型は下記のとおりです。

아깝다: 惜しい、勿体ない
나누다: 分ける
바뀌다: 変わる
다시: また、再度

쓰다: 使う

というわけで、日本での廃品回収やリサイクル活動に近い運動であることが分かります。

現在の、アナバダ運動に対する認識はどんな感じ?

韓国でアナバダ運動がどのように捉えられているか、韓国のニュースサイトであるOh My Newsでアナバダ運動に関する記事があったので見てみましょう。

어렸을 적에 부모님을 따라 벼룩시장에 간 적이 있다.
어린 시절이라 아는 것이 없어 그냥 ‘사람들이 많아서 걷기가 힘들다’고 느꼈는데 지금 생각해보면 사람이 많아 벼룩시장이 활성화 되고 있는 좋은 시끌벅적함 이었다. 그 벼룩시장이 바로 아나바다 운동 중 하나이다.

子供のころ両親に連れられてフリーマーケットに行ったことがある。子供の時(時節)の事だったのでよくわからず、ただ’人が多くて、歩くのが大変’と感じたのだが、今になって考えてみると、多くの人々が集まってフリーマーケットがにぎわっていて(活性化されていて)良い感じににぎわっていた感じだった。あのフリーマーケットが正にアナバダ運動の一つだ。

IMF 구제금융 요청 사태가 발생한 이듬해인 1998년 대한민국 국민들이 불필요한 지출을 줄이자고 ‘아껴쓰고 나눠쓰고 바꿔쓰고 다시쓰자’는 의미의 아나바다 운동을 시작했다. 15년이 지난 지금, 아나바다 운동은 곳곳에서 작게나마, 아직까지 이어지고 있다. 하지만 현대인들에게 중고품을 다시 쓰는 것보다 새 것을 찾고, 비싼 것을 찾는 인식이 더 많이 퍼져있는 것이 사실이다.

IMF救済金融の要請を行う事態が発生した、翌年の1998年に韓国の国民が不必要な支出を減らそうと「大切に使って、分けあって、交換し合って、再利用しよう」という意味のアナバダ運動が開始された。15年が過ぎた現在、アナバダ運動は所々で小さいながら未だに続いている。しかし、現代の人達に中古品を利用するよりも買って(探して)、高価なものを買うという認識が多く広がっているのが実際のところだ(事実だ)。

http://www.ohmynews.com/NWS_Web/View/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0001876699 より

こちらの記事を読んでみると아나바다 운동がIMF金融危機を元に始まったこと、また、危機を脱した現在では日本と同じでモノを大切に長く使い続ける心が忘れられつつある問題があることも分かります。

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