韓国のTV番組開始時に表示される、가상광고(仮想広告)って何?

韓国のTV番組を見ていると、番組の開始時に、下記の注意文が表示されることがあります。

이 프로그램은 감접광고 및 가상광고를 포함하고 있습니다
このプログラムは間接広告、および仮想広告が含まれています。

감접광고(間接広告)というのは、日本でもよくある、TV番組の中にスポンサーの広告した商品が出てくるものですが、가상광고(仮想広告)とは、何でしょうか?

가상광고(仮想広告)とは

仮想広告というのは、CGを使ってTVの本放送中にCMを重ね合わせて表示させる広告の方法です。
スポーツ番組などで良く見られ、実際の競技場で試合を見ている人には、広告は表示されていないけども、
TVで番組をみている視聴者には広告が提示されます。

単なるCGではなく、実際の競技場を映しているカメラのアングルと位置や大きさを合わせて表示させているので、
まるでそこに広告物が存在しているように見えるものも多いです。

仮想広告には、下記のように、グラウンドに物が存在しているように広告が表示されたり…

スポーツのインターバル時に、遠景をグラウンドを表示しながら、手前にCGの広告を重ね合わせるような方法があります。

가상광고(仮想広告)にまつわる規制

色々な影響力が大きいため、2009年の時点では仮想広告の表示は、スポーツ中継に限り、放送全体の5%以内の時間で、かつ、大きさが画面の25%になるように制限されているようです。
(2017年時点での最新の規制は分かりませんでしたが、最近の番組を見ていると、スポーツ中継に限らずバラエティ番組などでも使われているようです)

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